韓国の学校制度は小学校6年、中学校3年、高等学校3年、大学4年(専門大学2~3年)となっています。
大学には、2~3年の修士課程、2~3年程度の博士課程が開設されています。
韓国教育の学制表
満年齢 | 学歴 | 課程 | 課程名 | |
---|---|---|---|---|
一般課程 | 特殊課程 | |||
5 | 就学前教育 | 幼稚園 | 特殊学校 | |
6 | ||||
7 | ||||
8 | 1 | 初等教育 | 小学校 | 特殊学校 |
9 | 2 | |||
10 | 3 | |||
11 | 4 | |||
12 | 5 | |||
13 | 6 | |||
14 | 7 | 中等教育 | 中学校 | 特殊学校、公民学校 |
15 | 8 | |||
16 | 9 | |||
17 | 10 | 高等学校 | 特殊学校、放送通信高等学校、技術学校 | |
18 | 11 | |||
19 | 12 | |||
20 | 13 | 高等教育 | 大学 (学士) | 専門大学(2~3年) 産業大学、教育大学、技術大学、遠隔大学、 放送通信大学 |
21 | 14 | |||
22 | 15 | |||
23 | 16 | |||
24 | 17 | 大学院 (修士) | ||
25 | 18 | |||
26 | 19 | 博士 | ||
27 | 20 | |||
28 | 21 |
教育課程
学期
韓国では全国すべての学校で3月に学期が始まります。7~8月中に夏休みがあり、9月に2学期が始まります。そして12~2月に冬休みがあります。
- 学期の開始: 3月
- 1学期: 3月~8月
- 2学期: 8、9月~2月
小学校
韓国の初等教育は無償義務教育で、国民生活に必要な最も基礎的な教育を実施します。一般に韓国の子供は満3~5歳になると幼稚園に通い、通常満6歳で小学校1年に入学します。小学校の授業年限は6年で、ほとんどが公立学校です。公立と私立の教育課程に、特に差はありません。
中学校
中学校は、小学校で受けた教育の基礎の上に中等普通教育を実施することを目的とします。1969年から中学校入学は無試験制が導入され、中学校入学希望者全員を居住地から近い学校にコンピューターの抽選により割り振っています。修業年限は3年で、無償義務教育です。私立学校が占める割合が小学校に比べて高いものの、国立、公立、私立の教育課程に大きな違いはありません。
高等学校
高等学校の教育は、中学校で受けた教育の基礎の上に中等教育および基礎的な専門教育をすることを目的とします。高等学校は、一般高等学校、特性化高等学校、特殊目的高等学校(外国語、芸術・体育、科学高等学校)に分けられます。修業年限は3年です。特性化高等学校と特殊目的高等学校は本人が学校を選択しますが、一般高等学校は中学校のように居住地から近い学校に抽選によって割り振られるのが一般的です。
※ 外国人の生徒が韓国の小・中・高校などの学校に入学するにあたっての制限はありません。現行の教育法上、外国人生徒の入学は学校の学則によって決定されるため、学生が希望する学校を訪問して入学相談をし、学校の案内に従ってください。
専門大学
専門大学は中等教育以降のプログラムを提供します。専門大学の教育目的は、しっかりとした理論と技術の土台を持つ中間層の技術者を育成することです。実用的な専門知識や技能を身に着け、卒業後は就職も可能で、必要な場合は4年制大学に編入することも可能です。
大学
学士学位課程が開設されている4年制大学で、医学・韓医学・歯医学科は6年課程です。韓国の大学は総合大学の形で運営されるため、大学ごとに多様な学科が開設されています。各大学は単位の取得、卒業に必要な最低単位、標準単位、学期に取得できる最大単位、取得方法と特別単位の制限などについて独自の学事規定を設けています。学校は設立主体によって、国立・市立・私立に分けることができます。
※ 校ごとに入学条件が多少異なりますが、大きな違いはありません。韓国に留学したいという意志さえあれば、大学入学には大きな問題はありません。専門大学の場合も独自の韓国語研修プログラムを運営しているため、言葉も大きな問題になりません。
修士および博士
各大学の大学院には2~3年の修士課程、2~3年程度の博士課程が開設されています。
大学院には、一般大学院(学問の基礎理論と学術研究の教育を目的)、専門大学院(実践的理論の適用と研究開発を目的)、特殊大学院(夜間講座を開設し、社会人に教育の機会を提供)課程があります。
- 担当課 : 光州広域市教育庁 革新教育課
- 電話 : +82-62-380-4302